「気持ちの入っていく」カメラって?: FUJIFILMのカメラから思うこと | M*BC

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「気持ちの入っていく」カメラって?: FUJIFILMのカメラから思うこと

僕はFUJIFILMの機材がとっても好きです。いや正確には好きだったに近いかもしれません。いや、やっぱり好きです笑。この辺の僕の気持ちについて、僕のX-E1との出会いから現在まで、そして僕がFUJIFILMのカメラについて思うことについて書きたいと思います。

FUJIFILMのカメラとの出会い

僕がFUJIFILMのカメラに出会ったのは、近所の家電量販店で、X-E1が置かれていた時です。初めてカメラを買うときにいろんなカメラを見ていたときに、FUJIFILMのミラーレス一眼を見つけました。FUJIFILMってなんとなくカメラ用フィルムや写ルンですを売っているたりするイメージが強かったので、FUJIFILMが一眼の世界で頑張っていることを知っただけで嬉しくなったし、なんとなくFUJIFILMのカメラを使ってみたい、そんな気持ちになったの今でも覚えています。その当時2013年、Xシリーズのレンズ交換式カメラ初代機であるX-Pro1が2012年の発売なので、Xシリーズスタートまもない頃、初めてのEVF搭載機が僕が家電量販店で出会ったX-E1でした。

FUJIFILM X-E1(デジカメWATCH ウェブサイトより)
FUJIFILM X-E1(デジカメWATCH ウェブサイトより)

初めて買ったカメラはFUJIFILM…ではなくCanon!

当時は一眼レフ全盛期だったこともあり、隣に置いてあったCanonの一眼レフを触ると、素人ながらにも性能の違いは歴然。今となってはスピード感では大きな違いがあるものの、出てくる写真ではそれぞれの良さがあったのでしょうが、カメラをこれから始めるという僕にとっては、やはりスピード感というのは大きな購入する理由の一つでした。それでもFUJIFILMの見た目とダイヤル操作、そしてなんと言っても「FUJIFILMの一眼」というファーストインプレッションが、当時のCanon・Nikon一眼レフ時代に僕の心に刺さっていました。そんなこんなで悩んで悩んだ挙句、結局初めて買ったカメラはCanonの70Dでした。このカメラも今でも好きで、初めて買ったカメラということもあり今でも所有しています。

筆者が所有するCanon EOS 70D
筆者が所有するCanon EOS 70D

Xシリーズ購入とGFXシステムへ

その後X-E1のことが忘れられず…X-E1も結局購入。さらには高額ファインダーのついているX-Pro1にも魅力を感じ、購入し楽しみました。その後登場したX-Pro2が登場。かつてはスピード感でCanonを選んだ僕でしたが、スピード感も一眼レフに追いついてきたのでは?!と思い、迷わず購入!X-E1、X-Pro1は下取り交換して今は手元にないですが、X-Pro2は今でも所有しており、撮影を楽しんでいます。X-Pro3の個性的なつくりに大きく魅力を感じましたが、背面液晶が動かないX-Pro2が大好きだっったので、結局X-Pro3には手を出していません。(今でも時々マップカメラで調べてしまいますが…!笑)
野鳥撮影を楽しむようになり、ラージフォーマットのたたき出す絵で野鳥を撮ってみたいと思い、今はGFX50Sを使って撮影を楽しんでいます。こちらも個性的なカメラのつくりと操作が楽しく、撮影のたびに気持ちが満たされる感じがしています。

X-Pro2とGFX50S
X-Pro2とGFX50S

「気持ちが入っていく」カメラとは?

かつてはX-Proシリーズをフラッグシップ機と呼び、X-Tシリーズ登場からは2つのフラッグシップ機がある状態で進んでいたように思います。フラッグシップであるほどダイヤル操作を重視していて、エントリー機種(X-Aシリーズなど)ほどいわゆるPSAMダイヤルが搭載されていました。そこにはエントリー機種ほど効率性を重視し、フラッグシップ機ほど「気持ちが入る」操作性を重視してきたように思います。その後X-H1が登場。(やはり素晴らしいダイヤル操作!)確固たるフラッグシップ機として謳おうとしたところで、すぐにX-Tシリーズの後継機が発売されたことで、いまいちフラッグシップ機としての立ち位置を築くことができなかったように記憶しています。GFXシリーズではGFX50SやGFX50R、GFX100を展開し、どれもカメラとしての物の魅力が僕には感じられる物たちでした。
この頃のFUJIFILMには愛着が湧く、なんとも言えない魅力があるとずっと感じていました。そんな時、この動画に出会いました。

https://youtu.be/gpdenEquT30?si=j2Pbb8P_yPPLA59_

FUJIFILMのデザインに深く関わりのある今井雅純氏が
「趣味性の高い使って楽しいカメラ」「気持ちが入っていく」デザインについて話をされていました。
「そうそう!わかる!」今までFUJIFILMに感じていた魅力に納得した瞬間でした。

最近のFUJIFILMに思うこと

その後XシリーズはX-H2を置いたことで、フラッグシップ機のポジションを確固たる物にしたように思います。GFXシステムはGFX50Sからスタートし、GFX100のような1億画素のモデルが登場。現在ではGFX100Ⅱがフラグシップ機として存在し、その下にGFX100SⅡがあり、GFX50シリーズはこの後どうなるのかと言うような雰囲気です。
「気持ちの入っていく」カメラ、僕が感じているのは愛着のわくカメラってどんなだろうと考える時に頭に浮かぶのは、Xシリーズの立ち上げに大きく貢献したと言われる上野隆史氏の存在です。例えば次のX-E4についての開発インタビュー。

https://youtu.be/8K6pIjzJRxE?si=sCpgTtRqpM5ZIdGw

「魅力的な」カメラにしたい。「(会社に行くだけだけどカバンに)カメラを忍ばせたい」人のためのカメラ。そんな撮る人の「気持ちが入っていく」カメラ、そこを大きく優先してものづくりをしていたFUJIFILMの時代がとても好きでした。実際に触っていても、スピードが速くて快適に使える…ものではなかったかもしれませんが、とても愛着のわく、いわゆる「気持ちが入っていく」カメラでした。
今僕が持っているX-Pro2そしてGFX50Sもとっても愛着が湧く、僕は「気持ちの入っていく」カメラだと思っています。最近の富士フイルムのものづくりを見ていると、なんとなく「気持ちが入っていく」カメラというよりも、性能を求めた「売れる」カメラづくりになってしまっている気がしています。かつてフラッグシップ機こそシャッタースピードダイヤルが付いていたのに対し、現在はフラッグシップ機ほどいわゆるPSAMダイヤルが採用されています。PSAMダイヤル自体を大きく否定するわけでは無いですが、どうしても性能や効率を求めたときに出てくるダイヤルな気がしています。触っていて楽しい。愛着が湧く。そんなカメラづくりがフラッグシップ機につながっていたFUJIFILMではなくなっている気がしています。かつてはフラッグシップ機であったX-TシリーズやX-Proシリーズの影が少し薄くなっていないか。GFXシリーズでダイヤル操作を楽しむには「GFX100RFを使っておいてよ」と言われているような気がします。この後出てくるレンズ交換式のGFXシステムのカメラはなんとなく「気持ちが入っていく」カメラにならないんじゃないかと、勝手にそんな心配をしています。今僕は日常の撮影ではX-Pro2、そして野鳥撮影にはGFX50Sを使っています。後継機次第では買い替えを考えたいところですが、愛着のわく「気持ちが入っていく」カメラが出てくるのか、性能を重視してしすぎるカメラが出てくるんじゃないか、そんな心配をしています。FUJIFILMさんの、愛着のわく、撮影者の「気持ちが入っていく」これからのカメラづくりを期待しています。

この記事の著者

masa_1168

1985年2月生まれ。
じっと目をこらすと見えてくる野生の姿に感動しながら、日々シャッターを切っております。
2019年から野鳥撮影スタート。
現在はFUJIFILMのGFXシステムで野鳥を撮っています。
Nikon、SONYの機材も使用経験ありです。
野鳥撮影の楽しみを皆様と共有できたら幸いです。

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