狙え!梅ジロー!: 撮影で感じた「カメラを使い続けるってこういうこと」
近所の梅林の梅が咲いてきたので、梅とメジロのコラボショット(通称“梅ジロー”)を狙いに行ってきました。その際、同じように梅ジローを撮りにきている様子の人もいたのですが、梅自体を撮りにきていた人も多くいました。その方々の多くはスマホではなくカメラを手に取り撮影を楽しんでいました。中にはもう販売されていない古いカメラまで見かけました。本記事では梅ジロー撮影の様子、そして「カメラを使い続けるってこういうことだな」と満たされた気持ちになった時のことについて書きたいと思います。なかなか自分に合ったカメラに出会えない、どんな機材を使えばいいかわからないという方々の参考になれば嬉しいです。
近所の梅林で梅ジロー撮影
冬の終わり。春の始まり。気持ちの良いこの季節に狙える梅とメジロのコラボショット。近所の梅林で出会った鳥たちと梅ジローとの記録です。
菜の花畑での出会い
梅ジローを狙いに梅林に向かいました。その途中、菜の花畑もちょうど見頃になっていました。菜の花に止まる野鳥の写真をSNSで見ることがあるのですが、僕は未だ菜の花に止まる野鳥の写真を撮れたことがありません…。菜の花畑を少し見回しましたが、今回も菜の花に止まる野鳥の写真は撮れず…。ですが、菜の花畑を背景にいくつか写真を撮ることができました。



GF500mmのレンズ、とってもボケます。そしてボケ味が美しい!できるだけローアングルで撮影しました。
狙え!梅ジロー!
そして今日の主役!梅林ではなかなか見つけられず、見つけても離れたところで飛び回り良い写真が撮れず…。でしたが、ようやく一羽のメジロが近くに来てくれました。


人慣れしているのか、梅の蜜に夢中なのか、GF500mmレンズの最短撮影距離2.75mよりも近くに止まった瞬間もありました。
梅もキレイ♩メジロのキレイ♩うっとり♩といきたいところですが、撮影中は飛び回るメジロを追いかけるのに必死💦梅の枝をこちらもかいくぐりなんとか撮影。梅とメジロの色合いの美しさに浸るのは、撮影した写真を見返した時でした。撮影の余韻に浸るこの瞬間も、野鳥撮影の醍醐味かもしれません。

カメラを使い続けるってこういうこと
梅林がちょうど見頃ということもあり、カメラを持って撮影に来ていた人が僕以外にもいらっしゃいました。中には古い機種を大切に使われている姿も…。「あぁ…カメラを使い続けるってこういうことだよなー」とその光景に気持ちが満たされる感じがしました。本章ではその様子について書いています。
カメラを持って梅を撮影する人たち
梅林に着くと僕と同じようにおそらく梅ジロー狙いの方々を発見。SONYのミラーレス、NIKONのミラーレス。どちらも立派な望遠レンズを装着していらっしゃいました。ふと「ガッシャン!」とあまり聞いたことのないシャッター音。見るとおそらくマミヤのものと思われる中判カメラで撮影されている様子。マニュアルでピントを合わせ、じっくりシャッターを押す。持ってきたバッグを地面に置き、そこから交換レンズを取り出しレンズ交換。また被写体(梅)に向けファインダーを覗き、ピントを合わせてシャッターを押す。お仕事でなのかご趣味でなのかは分かりませんが、充実した時間が流れているように見えました。お仕事での撮影であれば尊敬いたします!他にも今ではなかなか見かけないOLYMPUSの一眼レフや、僕が初めて買ったカメラ-Canon70Dで梅を撮影されている方々の姿。70Dは2013年8月の発売なので、かれこれ12年以上も前に発売されたカメラになります。スマホのカメラの性能が上がり、普段生活していてもあまりカメラを持っている人たちを見ることが少なくなりましたが、こうして長くカメラを使ってこられた方々を見てなんだか嬉しくなりました。

カメラを使い続けるって??
「一生物のカメラ」のようなものに僕は憧れを持っています。かつてはそのような長く使い続けられる、愛着の湧くカメラを探して売っては買いを繰り返していた時期がありました。性能だけではなく、実際に使ってみないとわからないものですから…。長く使いたい、のに、売っては買いを繰り返す…。なんとも虚しくなる時もありました。
現在はFUJIFILMのカメラを使い、日常の家族撮影、野鳥撮影、共に楽しんでいます。今回の撮影で改めて「カメラを使い続けるって素敵だなー」と感じました。スピードや一部の性能では間違いなく現行機種には劣るようなカメラ。撮り方によってはスマホの方が綺麗に撮れることもあるカメラ。
それでも使い続ける、撮影に持っていく理由のあるカメラ
僕は今、X-Pro2とGFX50Sをメインに使っています。どちらも新しい機種ではありませんがとっても大好きなカメラたちです。僕にとっては使い続ける、撮影に持っていく理由のあるカメラたちです。大事に使い続けたいと決意新たにした瞬間でした♩
使い続ける、撮影に持っていく理由のあるカメラの条件
人それぞれ使い続けているカメラの条件は違うと思います。使い続ける、撮影に持っていくカメラになる僕なりの条件を5つ書きたいと思います。

1.見た目が好き
「かっこいい!」とか、「持ってるだけでおしゃれ!」と思えることって、カメラを楽しむ上でとっても大事なことだと思います。見た目から入るって、なんだかマイナスな印象を持たれることもあるかもしれませんが、カメラを楽しむためには必要不可欠なことだと思うし、それがカメラを使い続けることにもつながるとも思っています。
2.触っていて楽しい
現行機種の中にはレンズをつけてシャッターボタンを押すとある程度の写真が撮れ、それでおしまい、と感じてしまうカメラもあります。もちろん無理くり操作しようと思えばできるのですが、操作すること自体が楽しいカメラってあるんです。僕はFUJIFILMのGFX50Sで野鳥撮影していますが、シャッタースピードやISO感度はダイヤルで一つ一つ操作するつくりになっているし、電子ビューファインダーが取り外せたり、バッテリーが横から入れるようになっていたり…普段の撮影に向けた所作だけでもとっても楽しいカメラです。持っていて楽しい、触って楽しいと思えることがカメラを使い続ける一つの要因になると思います。
3.少し使いづらい
いいカメラが欲しい!と思うと性能のいいカメラを選びがちですが、長い目で見ると少し使いづらいカメラが僕は自分にとってのいいカメラになると思います。性能がいいとある程度簡単に、思った通りの写真が撮れてしまいます。一度簡単に撮れてしまうと、次の撮影でもある程度撮れるかな、と感じ、少しずつ今日撮影しなくても明日撮影に行けばいいか、などとカメラを持ち出す機会が減っていくことにもつながります。少し使いづらいカメラを使っていると、今日も明日も撮影に行かないといい写真が撮れるかわからないし、いい写真を撮るにはどうすればいいか、設定は本当にこれでいいか、など、たくさんのことを考えて撮影に臨むことになります。そのカメラを使えば使うほど愛着が湧くし、また次の撮影も頑張ろうと思えます。
ただし使いづらい、といっても「少し」使いづらいのがポイントで、頑張っても頑張ってもいい写真が撮れない、のであればカメラを持っていくのも楽しくなくなると思います。自分にとって「少し」使いづらいカメラがどんなカメラか考えてみると、カメラライフが楽しいものになるのかなーと思っています。
4.撮れた時の写真が好き
最後はやはりこれです!自分が「撮れた!」と思った時の写真が好きなことです。これがないとゴールが見つけられず、撮影に向かうことができなくなってしまいます。このカメラで撮影した写真が好き!こんな写真を次は撮りたい!そう思えるカメラを、結果的に僕は使い続けることになると思っています。

