趣味としての野鳥撮影用機材 : 僕がGFXシステムを選んだ理由
僕は現在、GFXシステムを使って野鳥撮影を楽しんでいます。性能等を考えると、他のメーカーのカメラを使ってみた方が良いかなと思うこともあるのですが、その度に趣味として楽しむにはやはり今の機材が最高だなと感じています。本記事では趣味として野鳥撮影機材を考えるポイントについて書いています。
趣味としての野鳥撮影
趣味としての野鳥撮影と、仕事として行う野鳥撮影…どう違うのでしょうか?本章ではそもそも趣味と仕事とはどう違うのかを述べた後、僕の考える野鳥撮影について書いています。
趣味と仕事
仕事をしながら趣味を楽しむ。趣味でリフレッシュしてまた仕事を頑張る。仕事と趣味がセットになり、生活の一部になっている人は多いと思います。趣味と仕事、どう違うのでしょうか?
趣味とは「楽しむ」ことが一番の目的だと思います。それに対して仕事は「お金を稼ぐ」ことが一番の目的だと思います。カメラやレンズの最新機種を見てみると、AF性能や画像処理の速度、または動画性能など撮れ高やスピードを売りにしているものが多く、それらを求め、可能にしてくれるものがどんどん発売されていると思います。撮れ高を上げる、(言い方が悪いかもしれませんが)楽していい写真を撮るところに趣味としての楽しみがあれば次々に最新機種を使えばいいと思いますが、そこに本当にカメラや撮影の楽しみがあるのかは一人一人が考えてみてもいいのかなと思っています。AF性能が僕にとっては良くて、かつ画像処理も早い機種を使っていた時、少しずつ写欲が減っていったことがあります。僕にとっては便利さは趣味としての楽しみにはなりませんでした。
僕にとっての野鳥撮影
僕は野鳥撮影を趣味として楽しんでいます。撮れ高を上げたり、ピント精度を上げたりことが上の目標ではなく、あくまで「楽しむ」ことが一番の目的です。性能の良い新しいカメラを購入し、新製品が出るたびに買い換えれば比較的低コストで良い写真が撮れるのでは…?と思う時もあります。でもその度に、それが僕の「楽しみ」…?と考えます。好きなカメラで写真を撮る。大好きなレンズで野鳥を撮る。それは必ずしも性能がいい現行機種ではない場合があるなぁと思っています。
性能が良い、だけが「楽しい」ではないと僕は思っています。もちろんうまく撮れたら「楽しい」し、いい写真が撮れたら「楽しい」です。でもそれだけじゃなくて、うまく撮れなかったり、悔しかったり、どうすればうまく撮れるのか悩んだりすることも、「楽しい」につながったり、「楽しい」に含まれたりしています。その悔しさや悩みが次の撮影へのエネルギーになったりもします。
僕がGFXシステムを選んだ理由
趣味として野鳥撮影を楽しむために、GFXシステムが今の僕のベストアンサーだと思っています!本章ではその理由について、機材の魅力と撮影体験をもとに書いています。
機材としての魅力と、たたき出す絵の良さ
僕が使っているカメラがGFX50Sです。約5000万画素のラージフォーマットセンサー(約44×33mm)のカメラです。コントラストAFのみなのでAFは正直遅いです。ですがそれ以上に触っている楽しみがあります。むしろAFが遅いことまでも愛しいです。シャッタースピードやISOのダイヤルが独立していて操作が楽しく、ファインダーが取り外せるので、必要に応じて取り付けたり取り外したりして使っています。バッテリーを入れる部分が側面にあったり、ストラップリングがフィルムの中判カメラを彷彿とさせるものであったり、背面液晶が出っ張っていたり…もう愛すべき点がたくさんあるんです。笑
その上でラージフォーマットがたたき出す絵の良さがあります。フルサイズのカメラを使っていたこともあるのですが、ラージフォーマットセンサーの色調というのか、画質というのか…とっても綺麗です!僕の使っているレンズはGF500mmF5.6ですが、35mm判換算で400mmを切るぐらいです。少し野鳥撮影には心許ないかなと思って使い始めたのですが、トリミング耐性も素晴らしいため杞憂に終わりました。撮影がとっても楽しいです。
「そこそこの撮りづらさ」と「満足のいく最高の画質」
現行機種に比べると遅いAFスピード、そして独特の操作感は「そこそこの撮りづらさ」を生みます。「そこそこの撮りづらさ」は「次こそ撮るぞ!」という意欲に繋がります。そして苦労して撮った写真には、ラージフォーマットセンサーがたたき出す「満足のいく最高の画質」があります。この「そこそこの撮りづらさ」と「満足のいく最高の画質」の両立が、僕のGFXシステムを選んだ理由であり、趣味として野鳥撮影を楽しむための機材の条件だと思っています。人によってこの「そこそこの撮りづらさ」も「満足のいく最高の画質」も違うと思います。その人の「そこそこの撮りづらさ」と「満足のいく最高の画質」が見つかれば、それこそが趣味として楽しめる最高の機材なのかなぁと思います。

今、気になっている野鳥撮影用機材
今の機材が大好き!…とは言うものの、やはり他の機材にも目移りすることがあります。そんな魅力的な機材たち、僕が今気になるものを紹介します。
GFX100シリーズ
GFXシステムといえば、ラージフォーマットで1億画素の写真が撮れることも魅力です。1億画素で野鳥を撮ってみたい気持ちがずっとあります。ただ、それが僕にとって機能が良すぎたり、撮る楽しみがなくなってしまうことにつながったりしないか、考えてしまいます。また、今のFUJIFILMはX-HシリーズやGFX100シリーズなど、上位機種になるとシャッタースピードやISOが単独のダイヤルではなくなり、PASMダイヤルになっています。操作している楽しみは減ってしまうのかなぁと感じます。1億画素のカメラは使ってみたいですが、そこに機材としての魅力や撮影の楽しさにつながるものがあるのか…今はまだわかりません。上に書いたような「そこそこの撮りづらさ」と「撮れた時の満足いく最高の画質」がGFX100シリーズで味わえるのか、使ってみないとわかりませんが、ひとまず次の機種を待とうかと思っています。
OM-SYSTEM
OM-SYSTEMのカメラ機能に「深度合成」というものがあります。ピントが手前から奥まで全てに合うという…驚きの機能です。僕がカワセミ撮影をしていて、望遠レンズを用いてカワセミを解像させたいと基本的には思っています。ですがその先にあるのは広角レンズを用いて背景とともに写す写真。カワセミにも背景にもピントが合っていて、その社会に野生の生き方をするカワセミの姿を撮りたいと思っています。35mm判換算で20mmのレンズを用いて絞りを絞って撮影したことはあるのですが、「深度合成」した写真に比べるとやはり劣ります。「深度合成」で本当に僕の思い描いている写真が撮れるのか、例えばフォーカスシフトさせて何枚も撮ったものを編集ソフトで合成した方がもしかしたらいいのかなど、今は色々と考えているところです。
まとめ
僕がGFXシステムを選んだ理由について書いてみました。野鳥機材はなかなか高額なものが多いです。満足のいく機材を選ぶための一つの材料になってくれたら嬉しいです。野鳥撮影をしながら、僕の機材探しの旅も続くことでしょう…!

