野鳥撮影で解像度を上げる4つの方法 | M*BC

BLOG & INFO

野鳥撮影ガイド

野鳥撮影で解像度を上げる4つの方法

趣味で野鳥撮影を楽しんでいます。「撮れた!」と思っても後で見返してみると解像されていない写真にがっかり…なんてことがよくあります。そこで本記事では野鳥撮影で解像度を上げるために僕が実践している4つの方法について紹介します。なかなか野鳥写真の解像度を上げられない、もっと解像度を上げたいと思っている方々への参考になれば嬉しいです。

解像度を上げるために:①野鳥との距離を縮める

野鳥写真の解像度を上げたい!と思った時に、もしかするとまず思いつくのがレンズやカメラなどの性能をあげようか…などと考えてしまう方も多いと思います。僕もそうでした。お金をかければ確実に撮れ高が上がるんじゃないか、解像感を上げられるんじゃないか。その場合ももちろんあります。ですが、お金をかけても解像度が上がらない場合もあります。

確実に解像度を上げる方法、それは野鳥との距離を縮めることです

カワセミ写真の比較

歩き回って野鳥との偶然の出会いを探す

なんだ当たり前…のことと思われるでしょうが、僕が野鳥撮影で解像度を上げるためにまずしていることが、野鳥との出会いを求めて歩き回ることです。偶然近くに野鳥が止まることや野生を感じられる素敵な瞬間に出会えたり、よく現れる野鳥スポットに出会えたりと、歩き回るからこそ見つけられるものがたくさんあります。これがなかなか続けるのが難しいです。なんと言っても「行けば出会えるものではない」からです。「行けば出会えるかもしれない」ものに期待して、継続して続ける…これはイヤイヤではできません。今日はどんな出会いがあるだろう、そんなことを考えること自体をまず楽しむこと。その時の空気、触っている機材、音、景色…他にも楽しめることがたくさんあります。偶然の出会いをまずは探しながら、たくさん歩き回って欲しいと思います。

野鳥に気づかれないように近づく

野鳥に出会ったら少しずつ距離を縮めていきます。野鳥に近づきすぎると、もちろん逃げてしまうので程よい距離感を保つことも大事です。じっと止まっている野鳥であればこちらを見ていない間に少しずつ「だるまさんがころんだ」のように近づくことも可能です。近づく際にはできるだけ動きを小さくすること。僕はカメラを構えた姿勢のままなるべく上下の動きがないようにゆっくり近づいていきます。近くに木や茂みなどがあればそこに隠れるようにして近づくのもいいかもしれません。時には息を止めながら…ゆっくりゆっくり近づきます。近くで撮るほど解像度の高い野鳥写真を撮ることができます。

野鳥が来るのをじっと待つ

野鳥がよく現れるポイントを見つけた時には、野鳥が現れるのをじっと待つのも、解像度を上げる有効な手立ての一つです。こちらから近づくと野鳥は逃げることが多いですが、野鳥から近づいてくれれば逃げられる心配なく、しかも近距離で野鳥撮影することができます。ただじっと待つのもいいですが、時にはかもフラネットなどに入りじっとしていると、驚くほど近くに野鳥が来てくれることがあります。

解像度を上げるために:②撮影の仕方

野鳥との距離を縮めても撮影の仕方を間違えると手ブレや被写体ブレ、ピントボケなどに繋がり、解像度を上げることができません。解像度を上げることにつながる撮影の仕方についてここでは述べています。

野鳥と出会った時にはまず落ち着く

野鳥と出会った時に、焦って急に近づいて逃げられてしまったり、急いで撮影したためにブレた写真を量産してしまったり…といったことが起こりかねません。まずは落ち着く。近づくべきかどうなのか。光の当たり方は、背景とのコントラストは‥など考えることができます。まずは落ち着いて撮影する。解像度を上げるために当たり前のことですが大事なことです。

カメラをブレさせないための構え方

被写体ブレが起こるのはある程度諦めがつくこともありますが、防ぐことができた手ブレが生じた時にはなんとも言えない悔しさがあります。手ブレを生じさせないためにはカメラの構え方が重要になってきます。立った姿勢の場合には脇を絞め、肘が腰の上あたりにギュッと当たるイメージで構えます。両手自体は力を抜いた方がカメラのブレを抑えられます。もししゃがめるのであれば、しゃがんだ姿勢で膝を立て、そこにレンズを置いて撮影するとカメラをしっかり固定でき、ブレずに撮影できます。三脚等があればもちろんブレずに撮影ができますが、上に書いたような歩き回って野鳥を探している際などには三脚等は持っていないことが多いので、解像度を上げるために正しい構え方を意識しておくことは大事なポイントです。

解像度を上げるために:③機材の選び方

野鳥という被写体との距離をしっかり縮め、正しい撮り方で撮影ができるようになって機材について考えればいいと僕は思います。機材の選び方は解像度を上げる写真がどのような写真かー言い換えると止まりものか動きものか、背景のぼかし方にこだわりがあるかなどーによって合わせるものだと思っています。

解像度を上げるためのレンズの選び方

解像度を上げるためのレンズで大事なのはまずレンズの焦点距離です。特に野鳥撮影の場合には400mm以上が望ましいです。よく35mm判換算する説明を聞きますが、35mm判換算せず、レンズそのものの焦点距離で見た方がいいです。(マイクロフォーサーズで200mmだと35mm判換算400mmですが、この場合200mmの焦点距離で考えた方がいいです。)焦点距離が長いほど野鳥の解像度を上げることができます。ただ、上でも述べた通り、レンズの焦点距離よりも野鳥との距離の方が重要だと僕は思っています。そして、ズームレンズよりも単焦点レンズの方が良い描写が出ます。28-400mmの400mmより、400mm単焦点の方が写りは抜群に良いです。

解像度を上げるためのカメラの選び方

僕はセンサーサイズの大きいGFXシステムを使って野鳥撮影をしていますが、解像度を上げるためだけでいうと実はセンサーサイズはあまり関係ないと思っています。背景をボカしたい、色調を出したい、暗い場所でも良い写真を撮りたいなどの場合には大きいセンサーサイズが役には立ちますが、センサーサイズが小さくても良い野鳥写真は撮れるし、それぞれの良さがあると思っています。飛びものを撮りたい、撮れ高を上げたい場合にはAF性能、画像処理のスピードなどが解像度を上げるためにとても役に立ちます。野鳥との出会いは一期一会。その瞬間を逃さないための性能の良いカメラは使う価値が合うと思います。逆に、飛びものにはこだわらない、撮れ高を優先するよりもその時の撮影を楽しめたらいい、という考えであればそこまでAF性能にこだわらなくても解像度の高い野鳥写真を撮ることができます。

解像度を上げるために:④カメラの設定

機材の選び方と同様、目指す写真がどのようなものであるかによって合わせるものだと思っています。カメラの設定をきちんと合わせることで解像度を上げ、撮りたい写真につながると思います。

解像度を上げるためのISO感度

野鳥写真の解像度を上げるためにはISO感度を低く設定できる方が良いです。ISO感度を上げすぎるとノイズが目立ち、野鳥の解像度が下がってしまいます。今売られているカメラであればISO800であれば間違いのない写真が撮れると思います。ISO感度はセンサーサイズを大きくするとISO感度を上げてもノイズが少なく撮影できるなどと言われることがありますが、ISO感度自体が解像度を上げるための絶対条件ではないと思います。ISO感度を下げれたら下げる、ぐらいに思って、撮影条件に合わせてISO感度と付き合っていきましょう。

解像度を上げるためのシャッタースピード

シャッタースピードを上げれば野鳥の動きを止めやすくなりますが、ISO感度が上がってしまいます。ISO感度が上がるとノイズが出やすく解像度が下がってしまいます。止まりものであればISO感度をできるだけ下げて撮影すると良いと思います。動きものを狙う際にはシャッタースピードとISO感度とのバランスを見て設定すると良いです。「羽を広げた瞬間をどうしても撮りたい!」などの時にはシャッタースピード2000ぐらいまで上げることもあります。時にはISO感度を考えずシャッタースピードを上げることも…。自分の撮りたい写真の解像度を意識してシャッタースピードを設定しましょう。

解像度を上げるための絞り値

カリッとした解像度を目指すためには絞り値を上げる(絞る)方が良いと言われますが、僕はほとんど絞りは開放で撮っています。Nikonの300mmPFレンズをつかていた時は開放よりも一段上げるほうが解像したましたので少し絞って撮影していましたが、SONYのFE200-600mmを使っていた時、そして今使っているGF500mmのレンズは絞りが開放でもしっかり解像するので、絞りは開放にしておいて上記ISO感度とシャッタースピードを優先して設定しています。自分の使っているレンズ性能によるかと思いますが、現行のレンズであれば絞り開放でも十分解像するのではないかと思います。

この記事の著者

masa_1168

1985年2月生まれ。
じっと目をこらすと見えてくる野生の姿に感動しながら、日々シャッターを切っております。
2019年から野鳥撮影スタート。
現在はFUJIFILMのGFXシステムで野鳥を撮っています。
Nikon、SONYの機材も使用経験ありです。
野鳥撮影の楽しみを皆様と共有できたら幸いです。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記 / 利用規約

Copyright © 2025 masa_1168 All Rights Reserved.
ショップリンク