カワセミの近接撮影を成功させるための準備と3つのポイント | M*BC

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カワセミの近接撮影を成功させるための準備と3つのポイント

2025年末から2026年始めにかけて、カワセミの近接撮影を楽しんできました。近接撮影とは言っても、こちらがカメラとともに潜んでカワセミを待つタイプではなく、カワセミが来る枝にフォーカスを当ててカメラを設置しておくタイプです。今回は大好きなレンズGF500mm f5.6を使って撮影した記録とともに、撮影するにあたって気をつけたポイントをまとめます。これからカワセミの近接撮影に挑戦したい人、カワセミ写真の解像度を上げたい人の参考になればうれしいです。

近接撮影したカワセミの尾羽の写真
近接撮影したカワセミの尾羽の写真

撮影に向けた準備

まずは準備物です。今回狙っていたカワセミは午前7時半から8時半ごろに来る想定でしたが、カワセミに怪しまれないように日の出前から設置して待っていました。こちらも寝ぼけ眼で持っていくことが忘れないよう前日にある程度準備をしておくことが大切です。

カメラ・三脚

まずはカメラと三脚の準備です。僕の使っているGFX50Sは電子ビューファインダーを取り外せます。できるだけコンパクトにしたかったこと、他のコード類が引っかからないように今回はビューファインダーを取り外して出発しました。また、設置したカメラでの撮影の様子も撮影したかったので、それ用にもう一台カメラを持っていきました。カワセミの撮影はGFX50SにGF500 F5.6を使用、その撮影の様子はX-Pro2にTamronの18-300mmのレンズで撮影しました。

カワセミの近接撮影をしている様子
カワセミの近接撮影をしている様子

予備バッテリー

日の出前から設置し、9時ごろまで待機する予定だったので予備バッテリーは必須です。GFX50SもX-Pro2も共に予備バッテリーは2個ずつ持っていきました。結果、カワセミ撮影で使っていたGFX50Sは撮影スタンバイモード(節電)で待機していたため予備バッテリーは使わなくて大丈夫でしたが、ほとんど画面をつけっぱなしだったX-Pro2は予備バッテリーを2個とも使うことになりました。

GFX50Sの予備バッテリー
GFX50Sの予備バッテリー

有線のリモートレリーズと延長ケーブル

カメラから離れたところから撮影する際、有線のリモートレリーズだけではカワセミが警戒しないところまで離れて撮影することはできません。だからと言ってワイヤレスのリモートレリーズだと離れられる距離に限界があります。(カメラと近くても接続が切れてしまうことがありました。)ちなみにカメラと一緒に潜んでカワセミを待つ際にも有線のリモートレリーズを使っています。

そこで!手作りの延長ケーブルを使用します。作り方は簡単。オスメスのイヤホンジャックの線をビニルテープで繋ぎ、カメラ側、リモートレリーズ側をそれに合う端子の線にします。僕の場合はカメラもリモートレリーズもイヤホンミニジャックなのでそれに合わせています。SONYを使っていた頃、このケーブルを使ってカワセミとの距離0mを達成しました♩

延長ケーブルに繋いだリモートレリーズ
延長ケーブルに繋いだリモートレリーズ
リモートレリーズのための延長ケーブルを繋いでいるところ
リモートレリーズのための延長ケーブルを繋いでいるところ

カワセミの近接撮影を成功させるための3つのポイント

今回の撮影で僕が気をつけるべきだと感じた点について3つ書きたいと思います。どれかが1つでも抜けてしまうと、残念ながら良い写真にはなりません。ここに書いてあるポイントに意識して、近接撮影を楽しんでほしいと思います。

ピントずれ

カワセミにピントを合わせる…当たり前のことですが一番難しいです。今回近接撮影ということで、被写体(カワセミ)と背景との距離の大きさがとても大きいため、一度ピントを外すと戻ってこれないこともあります。また、現行機種のカメラの鳥瞳AFなどを使うとそこまで苦労しないのかもしれませんが、僕が使っているGFX50Sにはそん便利な機能はついていません。また、以前使っていたSONYの初代α9だとコンティニュアンスAFが優秀なのである程度のピント合わせで良かったのですがGFX50SにはコントラストAFのみのため、AF-Cを使ってもカワセミを追いかけるのは難しそうです。

そこで今回はある程度のところにフォーカス位置を合わせておき、FUJIFILMのフォーカスブラケティング機能を使いました。1度のシャッターで少しずつピント位置を少しずつずらして何度か撮影できる機能です。僕は今回5コマ撮影のステップ10、撮影間隔は0sで設定しました。事前に確認してみると少しずつ後ろにフォーカスしていくような感じでしたので、現場でもこの機能を使ってみました。

よく見るとピントがずれているカワセミの写真

被写体ブレ

ピントが合っていても被写体(カワセミ)の動きでブレてしまうこともあります。現状僕は動いているカワセミを狙っているわけではないので、止まっている状態でシャッターを切る、またはできるだけシャッタースピードを上げるようにしています。ただ、シャッタースピードを上げることでISOを無理させたくないので、今回はISO800、F値は5.6に固定しておいて明るくなるにつれてシャッタースピードが上がっていくようにしておきました。

露出補正

カメラとともに自分も一緒に潜んでいるとカワセミを待っている間にカメラの設定を変えられるのですが、離れたところに設置しているとその都度の変更がなかなかできません。ピントがカワセミの目に合った!と思った写真でも露出がずれてしまっていると暗すぎたり明るすぎたりする写真になってしまいます。今回の撮影でも、カメラを設置した時には露出が合っていたのですが、背景が水面だったため日の出の光の反射の関係でカワセミの露出が大きくアンダーになってしまうことがありました。とてもがっかりしたのですが‥普段はなかなか撮れない写真が撮れたと今は思うようにしています‥。

露出がズレないための方法として、次のような点が挙げられます。

1.被写体(カワセミ)と背景の露出に大きく差がないようにする

2.測光するポイントを被写体(カワセミ)に合うようにする

3.カワセミが別のポイントに行っている間にカメラに寄り露出を確認する

近接撮影したカワセミの写真
近接撮影したカワセミの写真

まとめ

これだけ色々と書きましたが、今回「これバッチリ撮れました!」という写真には出会えませんでした…。悔しいです。良い近接撮影スポットを見つけたらまたチャレンジしたいと思います。

この記事の著者

Masa*MAX

1985年2月生まれ。
じっと目をこらすと見えてくる野生の姿に感動しながら、日々シャッターを切っております。
2019年から野鳥撮影スタート。
現在はFUJIFILMのGFXシステムで野鳥を撮っています。
Nikon、SONYの機材も使用経験ありです。
野鳥撮影の楽しみを皆様と共有できたら幸いです。

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