長年の観察で分かった野鳥撮影を楽しむベストな時間帯 | M*BC

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長年の観察で分かった野鳥撮影を楽しむベストな時間帯

7年以上野鳥撮影している僕が、野鳥撮影を楽しむベストな時間帯について書きたいと思います。本記事では、長年の観察から導き出した野鳥撮影を楽しむベストな時間帯について、朝の光と鳥の活発さの関係を軸に解説します。日の出後約1時間後から2時間後あたりが最も安定して美しい画を狙える理由、日の出前後・日入前のメリット・季節ごとの変化、日中の時間帯でも状況次第で成功に導くポイントを具体的に整理します。写真の質を高めたい方、動きの瞬間を逃さず捉えたい方にとって、実践的な時間帯選びと撮影戦略を提供する內容です。読者は、光の角度・鳥の活性・場所ごとのシーン適性を理解し、状況に応じた撮影計画を立てられるようになります。

野鳥撮影のベストな時間帯はいつ??

野鳥を美しく捉えるには、光の条件と鳥の行動を読み取ることが鍵です。日の出直後の柔らかい光は羽毛の質感を際立たせ、鳥の活発さはこの時間帯の餌探しや警戒行動に影響されます。特に朝の薄明かりから日が高まる前後にかけて、鳥は新鮮なエネルギーを補給しつつ、すばやい動きで獲物を狙います。撮影時にはシャッター速度を速く設定し、AFの追従性を高めると、羽毛の一本一本のディテールを逃さず捉えられます。逆光を活かしてシルエットを活かしたい場合は、露出をやや下げて鳥の輪郭を際立たせると、動きの躍動感と季節感を同時に表現できます。

朝の光と鳥の活発さの関係

朝は空気が澄んで光の角度が低く、被写体のコントラストが強すぎず、鳥の表情や羽毛の質感を柔らかく描き出せる時間帯です。また、鳥たちの餌を探す行動が活発化します。特に草地や水辺では、小さな昆虫を追いかける動きや、餌を探して飛び回る姿が増える傾向があります。また、朝の光は空の青さや水面の反射を強調します。羽根の微細な色合い、くちばしの光の反射、目の輝きなど、観察する要素が多く、露出とホワイトバランスの微調整がストーリー性を高めます。

野鳥撮影を楽しむベストな時間帯は…?

それでは、野鳥撮影を楽しむベストな時間帯はいつ頃なのかというと、ズバリ…

日の出後1時間後から2時間後あたり

です!日の出が朝6時の場合には、7時から8時ごろが野鳥撮影していて楽しい時間帯になります。この辺りの時間に鳥たちが活発に動き始め、警戒心も比較的薄めだと思います。また、日の光も柔らかく、野鳥の美しさを際立たせてくれます。

・たくさんの野鳥に出会える。
・綺麗な野鳥写真が撮りやすい。

これらの理由から、日の出後約1時間後から2時間後あたりが、野鳥撮影を楽しむベストな時間帯だと僕は思います。

日の出後約1時間後に撮影したヒヨドリの写真
日の出後約1時間後に撮影したヒヨドリの写真

日の出前後、日の入前はどう?

野鳥撮影において、日の出前後の時間帯と日の入前後の光には、それぞれ独自の魅力と撮影上のメリットがあります。全体としてのベストな時間帯は日の出後約1時間後から2時間後ですが、状況次第で思いがけない表情を捉えることができます。以下では、各時間帯の特性と活用のコツを整理します。

日の出前後も悪くない!

野鳥撮影を楽しむベストな時間帯は、日の出後約1時間から2時間後あたりだと書きましたが、その他の時間はどうなのでしょうか?日の出前後も以下の理由で野鳥撮影を楽しむことが出来ます。

・鳥たちが活発になる前の静かな瞬間を捉えやすい。
・明るくなってからは出会いにくい鳥たちに出会えることがある

ヤマシギやクイナ、アリスイなどは僕の周りではあまり見かけないのですが、日の出前後だと見かけることがあります。警戒心の強いカワセミなどもこの時間帯に見かけることがあります。また、(これは個人的な理由になりますが…)子どもまだ小さく手がかかる時期には日の出前に撮影し、子どもが起きるまでに家に帰る、なんていう生活もしていました。日の出前の静かな川を毎日散策するだけでも色々な野鳥に出会えて楽しいです。
ただし、薄暗さゆえの難しさがあります。まず、明るい時と比べてAFを合わせることが難しくなります。次に、ISO感度を上げる必要があるシチュエーションが多く、写真にノイズがのりやすくなります。また、明るい中よりも出会える野鳥の数は少なめな印象です。

日の出前のカワセミの写真
日の出前のカワセミの写真

日の入前は季節による!

日の入前は基本的に薄暗く、当たる光も朝に比べてなんとなく元気がありません。ですが、日の入前が綺麗に写る季節があります。おすすめは…

冬!!

です。冬は日照時間が短いからか、太陽の高度が低いからか、日の入前も綺麗に光が当たりやすいです。また、晴れていると冷気と相まって日の入前も心地よく、野鳥撮影を楽しむことが出来ます。
逆に春・夏・秋はいずれも日の入前は僕はおすすめしません。

日中の時間帯はシチュエーションによる!

野鳥撮影における日中は、直射日光が強く影が硬くなる傾向があります。しかし、状況を選べば、日中にも美しい写真が狙えます。羽ばたきの瞬間を捉えやすい場所や、鳥が休憩する時間帯、背景の色味を活かせる場所など、日中ならではのメリットを活かす工夫を紹介します。

日中の時間帯が良い時はどんな時?

日中は日の光が強く野鳥に当たりがちです。そのため、光を強く当てたいシチュエーションだと日中の撮影は楽しめると思います。具体的には以下のようなシチュエーションかと思います。

・シャッタースピードを上げたい時
・鳥の羽毛をしっかり解像させたい時
・色味のコントラストを活かしたい時

明るさはISO感度を下げられることに繋がり、それはシャッタースピードを上げられることに繋がります。また、強い光は鳥の羽毛を際立たせてくれます。そして背景を含めて色味をしっかり出してくれます。

日中の強い光を活かしたヒドリガモの写真
日中の強い光を活かしたヒドリガモの写真

ただし、強い光は同時に強い影を生み出し、野鳥を全体的に綺麗に撮ることが難しい場合があります。また、野鳥の活動も日の出後に比べて控えめな印象です。強い光が必要な場合には日中の撮影は十分楽しめると思います。

この記事の著者

masa_1168

1985年2月生まれ。
じっと目をこらすと見えてくる野生の姿に感動しながら、日々シャッターを切っております。
2019年から野鳥撮影スタート。
現在はFUJIFILMのGFXシステムで野鳥を撮っています。
Nikon、SONYの機材も使用経験ありです。
野鳥撮影の楽しみを皆様と共有できたら幸いです。

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