15万円以下で買える野鳥撮影におすすめのカメラ3選 | M*BC

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機材考察

15万円以下で買える野鳥撮影におすすめのカメラ3選

野鳥撮影を始めたい初心者にとって、機材選びは悩みの種です。本記事では価格・AF性能・携帯性のバランスを軸に、現行機種で15万円以下(2026年1月現在)で買える野鳥撮影におすすめのカメラを紹介します。ちなみにレンズは含まずの値段です‥。各機種の基本情報や野鳥撮影での強み、実践的なレンズの組み合わせ、初心者向けの設定と撮影のコツを、筆者の経験も交えながら解説します。撮影の現場で迷わず選べるよう、初期設定の手順や持ち運びやすさ、コストパフォーマンスの観点をわかりやすく整理しました。初心者がつまずきやすいポイントを押さえつつ、短時間で安定した作例を作るための具体的なコツも紹介します。これを読めば、予算内で自分に最適な機材を選び、野鳥の美しい瞬間を逃さない撮影につながると思います。

はじめに

野鳥撮影初心者が選ぶべきカメラのポイントは、単なるスペック比較だけでなく、実際の現場での使い勝手と長期にわたる満足度を見極めることに尽きます。本記事では、僕のカメラ遍歴と、初心者が押さえるべき3つのバランス(価格・AF性能・持ち運びやすさ)を軸に、入門機選びの指針を整理します。この3つのバランスを大事にしたカメラの中で、自分が使ってみたいカメラ・持ってみたいカメラを選ぶと良いと思います。機材の重さや価格は移動の多い野鳥撮影に直結する要素。AFの追従性能はシャッタータイミングを逃さない鍵です。持ち運びやすさは、長時間の現場での疲労を減らし、継続した撮影を可能にします。これらを総合的に評価することで、初期投資を抑えつつ、多様な場面での野鳥撮影に対応できるカメラ機材が見えてきます。

筆者の野鳥撮影用カメラ遍歴

僕のカメラ遍歴は以下の通りです

Nikon D3500→FUJIFILM X-T20→Nikon D610→SONY α7RⅢ→SONY α9(初代)→FUJIFILM GFX50S

まだまだ色々使ってみたいです!笑

それぞれに良さがありましたが、選ぶポイントは大きく3つでした。

1.価格

上を見れば高価な機材はたくさんあります‥。自分の生活も大事にしながらストレスなく買える範囲で考えないとお財布事情のせいで野鳥撮影が嫌いになっちゃうともったいないです‥

2.AF性能

SONYの機材を使うまではずっとAF性能にこだわってカメラを選んできました。小さく素早い野鳥を捉えるには快適なAF性能は必須です。本記事で紹介しているカメラたちも素晴らしいAF性能を持っています。…が、現在僕が使っているGFX50Sは、上記の僕が使ってきたカメラたちの中で一番AFが遅いです。今回はここには触れませんが、僕がGFX50Sを選んだ理由については以下の記事も良ければ参考にしてください。

3.持ち運びやすさ

レンズを含めるとなかなかの重さになることがある野鳥撮影機材。カメラ・レンズともにできるだけ軽くしておくことが撮影意欲にもつながります。

CANONEOSR7の魅力とポイント

Canon EOS R7はAPS-C一眼レフ時代からの長い撮影経験を活かした先進機能をコンパクトに集約したミラーレス機です。野鳥撮影を志す初心者でも扱いやすい操作性と、AF性能の進化、軽量化による持ち運びの快適さが魅力です。RFマウントの豊富なレンズラインナップを活かして、距離の短い野鳥から遠距離の小鳥まで対応できる点が特長です。価格帯は機能と品質のバランスを重視した中価格帯に位置し、初めての本格的な野鳥撮影機としても手に取りやすい選択肢となっています。

機種概要と価格帯

EOS R7はAPS-Cサイズのミラーレス一眼で、有効画素数約3250万画素のセンサーと新世代のAFアルゴリズムを搭載しています。ボディは防塵・防滴性能を備え、日常の野外撮影にも耐えうる設計。連写性能も高く、野鳥の瞬間を逃さず捉えることを目指した仕様です。価格帯はエントリーモデルとハイエンド機の間に位置し、初期投資を抑えつつ長期運用を考えるユーザーに適しています。2022年6月発売。MapCameraでボディ単体良品の中古がなんとか15万円を切る価格です。(2026年1月現在)

野鳥撮影での強みとおすすめレンズ

EOS R7の強みは、AF追従の精度と高速連写、そしてRF系レンズの豊富な選択肢にあります。野鳥の小さな動きや飛翔を高精度で追尾するため、AFポイントの配置と被写体検出機能が重要です。予算に余裕があればRF400mm F2.8LやRF600mm F4Lなどの大口径レンズのはもちろんですが…LレンズであればRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMや、比較的低価格で望遠域までカバーしているRF200-800mm F6.3-9 IS USMやRF100-400mm F5.6-8 IS USMなどもあります。

初心者向けの設定と撮影のコツ

初心者がEOS R7を使いこなすコツは、まずオートモードから始めて徐々にマニュアル寄りの設定へ移行する段階的アプローチです。連写モードは高速(例: 約10コマ/秒以上)を選択し、AF/AE追従を有効にして野鳥の動きを捉えやすくします。被写体モードは鳥類や風景モードなど、状況に応じて使い分けると良いでしょう。

設定の基本は以下の通りです。

シャッター優先モード(一定のシャッター速度を確保)を使用し、被写体の動きに合わせた適正露出を保ちISOは自動設定で上限を設け、ノイズを抑えつつ明るさを確保する。AFモードは動体優先の「人/動物」追従を活用、被写体検出を鳥類に合わせる。レンズは焦点距離の長さを活かせる設定(手ブレ補正の有効化、ISモードの選択)、撮影前に鳥の頭部が見える角度を狙い、羽根の広がりや瞬間の表情を逃さないタイミングを練習する。初めての野鳥撮影では、静かな場所で時間をかけて構図を作る練習が有効です。設定に慣れたら、連写中の撮影画像を意識して、翼の動きや飛翔の瞬間を狙うと、写真の説得力が格段に上がります。

NIKON Z50IIの魅力とポイント

Nikon Z50IIはAPS-Cセンサーを搭載するミラーレス機の中でも、野鳥撮影に適した軽量性と機動力を両立させたモデルです。前機種Z50の基本性能を底上げし、AF追従と連写速度の安定性を向上させた点が特長。初心者でも扱いやすい操作性と、各種エントリーモデルに比べてレンズ選択の幅が広い点も魅力です。本記事では機種概要と価格帯、野鳥撮影での強みとおすすめレンズ、初心者向けの設定と撮影のコツを解説します。

機種概要と価格帯

Z50IIは約20.9MPのAPS-Cセンサーを搭載し、シンプルなボディ設計が特徴です。エントリーモデルでありながら、瞳検出AFを備え、動く鳥にも追従しやすいのが魅力。連写速度は約11コマ/s(メカシャッター)と、日常の野鳥観察には十分。電子シャッターによる静音モードもあり、警戒心の高い鳥を近づけたい場面で有利です。2024年12月発売。価格はボディ単体がMapCamera新品で13万円台(2026年1月現在)、レンズキットになるとさらにコストパフォーマンスが向上します。初心者が最初の一台として選ぶには、安定したAFと操作感、将来的なレンズ拡張性のバランスが優れています。

野鳥撮影での強みとおすすめレンズ

Z50Ⅱの魅力、まずは軽量ボディにより長時間の携行が楽で、望遠レンズの重量が負担になる場面を減らせます。次にAF性能は鳥の動きを追いかける際に安定感があり、視野内の鳥を素早く捉えることができます。さらに被写体検出機能が進化しており、羽ばたく鳥や小鳥の捕捉率が向上しています。レンズでは、ズーム域が広く扱いやすいものを選ぶと良いです。おすすめの組み合わせはNikon 70-300mm f/4.5-5.6GやAF-P 70-300mm f/4.5-5.6E ED DXは、距離を保ちながらも十分な解像を得やすい標準の望遠域。Nikon Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRは軽量で携帯性とコストのバランスが秀逸。室内練習にも使いやすいです。より高解像を求める場合はNikon Z 100-400mm f/4.5-5.6 VRやZ 180-600mmは長距離の鳥を撮影する際に有利。いずれもFマウント時代の資産を活かせるアダプター連携も検討しましょう。

初心者向けの設定と撮影のコツ

初心者向けの基本設定は以下のとおりです。まず露出モードはM(マニュアル)を避け、P(プログラム)またはA(絞り優先)を基本とします。鳥の動きが速い場合はAF-C(連続AF)を選択し、被写体検出を有効にして鳥を優先します。シャッター速度は動きの速さに応じて1/1000秒以上を目安に設定するとブレを抑えやすいです。ISOは自動設定に任せつつ、暗い場面ではノイズを抑えるため最低限のISOを保つよう心がけます。

役立つコツをまとめます。追従AFの設定を「鳥の動きを優先」モードにしておく。連写設定を高めにしておく(11〜14コマ/s程度が実用的)。背景が単純な場所で、鳥の色に合わせてホワイトバランスを微調整すると被写体が浮き上がる。短い追従距離を作るため、三脚を必要以上に使わず、手持ちでの安定を意識する。構図は羽の広がりや飛翔の瞬間を狙い、被写体が画面の3分割の位置に来るように意識する。これらの基本設定とコツを身につけると、野鳥との距離を詰めつつ、自然な表情と動きを捉えやすくなります。

SONY α6400の魅力とポイント

SONY α6400はAPS-Cミラーレス市場で高い評価を受けるモデルの一つです。エントリーユーザーから中級者まで幅広く対応できる汎用性と、被写体追従性能の高さが魅力です。本体のサイズはコンパクトながらグリップは安定感があり、長時間の撮影でも疲れにくい設計になっています。

機種概要と価格帯

センサーは2420万画素のAPS-Cサイズで、データ量と画質のバランスが優れています。実用域のISO感度も広く、高感度でのノイズを抑えた描写が可能です。AF性能はリアルタイム瞳AFやリアルタイム追尾を搭載しており、動く被写体に強いのが特徴。動画機能にも力を入れており、4K30pやフルHDの撮影、S-Logやプロフェッショナルな色再現も選べます。上記2機種に比べると2019年2月発売と少し前ですが、なんと価格が新品で10万円台、中古で8万円台(2026年1月現在)です!(安い!と感じるのは僕の感覚が鈍っているのでしょうか…💦)

野鳥撮影での強みとおすすめレンズ

α6400は野鳥撮影に適したAFの追従性と連写性能を備えています。鳥の飛翔や木々の間を抜けるような動きにもリアルタイム瞳AFが追従し、シャッタータイムラグを最小化します。連写はRAWでの撮影も可能で、うまく設定を合わせれば瞬間の表情を逃さず切り取れます。ダイアル操作で適切な露出を得やすく、コンパクトさゆえに機動性が高く、野外の移動や木の枝間を移動する鳥にも手振れを抑えつつ追従できます。55-210mm F4.5-6.3は軽量で携帯性に優れ、鳥を遠くから捉える際に有効です。焦点距離が長いほど被写体の距離感を押さえられ、背景の処理も柔らかくできます。70-350mm F4.5-6.3は長距離撮影に強く、風景と被写体の距離が離れている場合に特に有利です。AF性能と手振れ補正の組み合わせで安定した撮影が可能です。フルサイズ対応で少し大きめのレンズになりますが、200-600mm、400-800mmの望遠域をカバーしているレンズもあり、おすすめです。

初心者向けの設定と撮影のコツ 

基本設定としては、シャッタースピードを被写体に合わせて設定するのがコツです。動きの速い鳥には1/1000秒以上、羽ばたく瞬間を狙う場合は1/2000秒程度を目安にします。絞りは基本的には低めの設定でいいと思います。ISOは明るさに応じて自動に設定する場合が多いですが、ノイズを抑えたいときは最小ISOを選びつつ露出を安定させるようにします。

AF設定はリアルタイム瞳AFと追尾AFを組み合わせると効果的です。動く鳥を追い抜くような動作でもAFが主題を捕捉してくれます。AF-Cモードを基本とし、フォーカス領域は広めまたはズームして被写体にピントを合わせると安定します。撮影モードは連写優先(Hi+、Hi)を使い、瞬間を逃さないようにします。露出補正は逆光時に−0.3〜−1.0程度を試してみると、鳥の白い羽毛が飛びすぎず、細部を残せます。

まとめ

3つのバランス(価格・AF性能・持ち運びやすさ)を軸に、自分が使ってみたいカメラ・持ってみたいカメラを選べば、楽しい野鳥撮影、満足のいく野鳥写真につながると思いまとめてみました。

いやー全部使ってみたい笑

この記事の著者

Masa*MAX

1985年2月生まれ。
じっと目をこらすと見えてくる野生の姿に感動しながら、日々シャッターを切っております。
2019年から野鳥撮影スタート。
現在はFUJIFILMのGFXシステムで野鳥を撮っています。
Nikon、SONYの機材も使用経験ありです。
野鳥撮影の楽しみを皆様と共有できたら幸いです。

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